コロナ禍の中、ソーシャルディスタンスを保つアクティビティとして、ハワイではハイキングが大人気です。私も昨年は40回以上行きました。
ダイアモンドヘッド、マカプウなど有名どころはすでに何度も行っているので、最近ではもっぱらオアフ内を東西南北行きまくってます。
中でも景色が良いのは、オアフ島の東側を南北に走るコアラウ山脈に登るハイキングコース。
クリオウオウ、ハワイロアリッジ、ウィリウィリヌイ、ワアヒラリッジなど複数のコースがありますが、共通で言えることは、海を見ながらハイキングが出来ることと、山頂に立つと南側と東海岸の両方が一度に見れることもあり、ローカルや本土からの観光客にも非常に人気が高いです。
今回はそんなコオラウ山脈に続くハイキングコースの中でも走行距離が長いモアナルアリッジレイルへ。(オアフ島の中ではちょっと上級コースです)
まだ夜明け前のスタート地点、モアナルアバレー公園。ハワイは日差しが強いので、夜明け直前に歩き始めるのがおすすめ。
途中、割と平坦な谷の中の道を沢に沿って登ります。
雨の後は増水するので事前のお天気チェックは必須です。(この日は特に山頂付近がぬかるんで滑りやすいコースだったので、1週間前から毎日天候チェックしていました。)
州が管理するトレイルの入口には、このような看板があります。入口が分かりづらいですが、ここから奥に進みます。このあたりから急に登り坂もきつくなってきますが、頑張るぞ~!
しばらく進むと、木の根の上を歩きます。雨で濡れているときはとても滑りやすいので、毎回気を使います。特に下りでペースを上げてると、すってんころりんなんてことも。私も何度もやりました。
ある程度高度が高くなり歩いてきた方を振り返って見ると、この景色!この谷の中をずーっと歩いてきたんです!
標高が高くなるにつれて、木々の高さが低くなり、岩肌が露出している所が多くなります。こう言う所は結構滑りやすい&崩れやすいので要注意。
ここで歩き始めてから約2時間半。やっと反対側の海が見えてきました!カネオヘのサンドアイランド付近です。朝から山頂付近がずっと雲の中だったので、山頂から景色が見れるか心配なところ。
頂上付近に近づくと雲の中に入ります。この辺りは風が年中強いので、水分を多く含んでいる場合は横から雨が降ってきます。
コオラウ山脈の尾根に出ると、いきなり雲が晴れました。強い風が下から吹いてきます。これが結構怖い~~!!
頂上付近の足場はこんな感じ。道は狭く滑るし、すぐ隣は崖。風も強いので、非常に気を使います。
山頂の旧電波塔が見えてきました。こんなところに建造物を作るなんてすごい!
山頂からはカネオヘの海が一望。雲と同じ高さです。
※反対側のカネオヘから続く階段(天国への階段)は立入禁止となっております。
途中の一番きつい所はこんな感じ。ロープが張られていますが、足場がとても滑るので、登りも下りも結構時間がかかってしまい、この日は沢山のハイカーで渋滞が発生してました。
あと少しでゴール。登ってきた山を振り返ります。この日は休憩含んで約6時間、15kmの道のりでした。この日はかなり頑張ったので、帰宅後のビールが美味しかったです♪
オアフ島でのハイキング注意事項など:
ローカルや米本土からの観光客などは、とても軽装で水筒一本で登ってる人が多いですが、最近は気軽に登ってレスキューされているケースも多く、装備選びやルート設定は慎重に。
おすすめ装備は、水2リットル以上、日焼け止め、帽子、 GPS、軍手、 防風・防水ジャケット、グリップの効いた靴などです。
ハワイのハイキングでの靴は特に重要で、久しぶりに履いた靴が加水分解でソールがはがれるケースを幾度も見てるので、数年間大事にしまったままの靴などは要注意です。
私はローカットの非防水(スピード重視)とミッドカットの防水(快適性・安定性重視)をコース、コンディションによって使い分けてますが、最低でも舗装路面用のランニングシューズやサンダルなどは、濡れた路面で足を滑らせやすいので、やめた方が良いでしょう。また日本の有名な登山道と比べ道が分かりにくい場合も多かったり、ハンティング用の道に迷い込んだりするケースもあるので、初めての場合はGPSと地図を活用しましょう。
事前に携帯電話で天気予報やアメダスを見ることも役立ちます。悪天候時には路面が豹変しますので、天気を見ながら直前にコースを変えるなど柔軟な対応も必要です。
観光客が沢山いるハイキングルートは、そろそろ卒業したいと言う方は、まずはコオラウ山脈ハイキングの中でも割と簡単なクリオウオウから登ってみるのが良いと思います。(ただし高所恐怖症の方は除く)
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